平凡だけど特別な。 -4ページ目

KAZUさん

運動の苦手な私と対照的に、運動の得意な弟が好きだったのは

野球よりサッカー。


そんな影響ではじめて、テレビでサッカーを見た。


選手名もチーム名さえも知らない頃。


私はサッカーと言えば「キャプテン翼」しか知らず、本当のサッカーなんて

なんてへたくそでつまらないんだろうと思ってた。(ま、弟たちの試合しか見たことなかったし・笑)


ルールもわからず、ただあっちへ走り、こっちへ走りしている画面の中。


私の目はその中の一人の人を追うようになった。


それが、kazuさん。


唯一、架空の選手に近しいものを感じた人。


時代は、まだプロリーグ開幕前のこと。


Jリーグが開幕した年のKAZUさんの活躍。


私も弟や会社の人たちと試合を見に行きまくったけど

すごいったらなかった。


ここぞと言う時は外さない。


そんな強さも魅力だった。


当然、MVP。


その頃、川崎に籍を置いていたヴェルディ。


もちろん優勝パレードも見に行ったけど、川崎市始まって以来?

とも思えるような大騒ぎ。


あまりのカッコ良さに涙さえ出た。


kazuさんを好きな理由のひとつは、お祭りはお祭りで楽しめるというところ。


今は、クールなのがかっこいい時代なのかもしれないけど、私はそういうサービス精神旺盛な

kazuさんが好きだった。


だけど、本当にkazuさんを「かっこいい」と尊敬するようになったのは


2度のワールドカップ出場を逃したあのあたりから。


誰よりも悔しいのは、kazuさんだったろうと思うのに


ちゃんと前を向いてた。


その後の頂点を極めたが故に、落ちていく現実も、ちゃんと前を向いて受け止めて

けして愚痴らず、ただ、自分のサッカーをしていくだけというKazuさんの姿勢に

周りの人間に腹立たしさを感じながらも、kazuさんをさらに尊敬した。


もう後にも先にも、私の好きなサッカー選手はkazuさんしかいない。


全盛期に引退しても、そのあとkazuさんならどんなことだって出来ただろう。


でもこだわり続ける「現役」


そんな姿をカッコ悪いという人もいる。


でも、私には誰よりもカッコ良く見える。


そんな風に生きられるkazuさんをすごいと思う。


栄光を極めつづけるだけじゃない姿を見たからこそ、本当のkazuさんのカッコ良さを

知ることが出来たのだろうと今は思える。


神戸は遠すぎたけど、J2なら試合も行けるかも。

でもチケットはすごい売れ行きみたいなので、J2なのに買えないかも。

レッド以来?(^^;