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空を見あげる。
声もなく
音もなく
存在さえも
飲み込まれそうな
深い夜が広がる。
ただ立ち尽くし
息することさえ忘れ
誰かを感じることも
出来ないまま
誰かを
追い求める。
強さと弱さは
どちらかひとつではいられない。
冷たい指に
落ちてきた
太陽のカケラを
握り締めて
呼び醒ませ
底に眠る強さを。