平凡だけど特別な。 -28ページ目

桜色のしあわせ。

毎日繰り返される

退屈かもしれないほどの日常。

その中にこそいっぱいのしあわせが詰まってる。

春の陽だまりの中にいるような
優しくて、暖かいふわふわのしあわせ。

桜の花びらが散るように

心の奥に少しづつ降り積もり

優しい色の道を作る。



だけど、気がつくのは、いつも誰かを失ってから。





-日常-




私が大きくあくびをすると
あなたは嬉しそうに笑って私を見る。

私が一生懸命ひまわりの種を探していると
あなたは、決まって2粒だけ私にくれる。

あなたが泣いてたら、私はいつまでもいつまでも
回し車を回して、あなたが「目が回っちゃうよ」って
笑いながら私を止めてれるのを待った。

あなたは私が大好きだった。
私はもっとあなたが大好きだった。